2011年6月16日木曜日

任国外旅行へ行ってきました。~マーシャルからグアム~

随分と前のことですが、任国外旅行へ行ってきました。
任国外旅行とは、任国(私の場合は、マーシャルが任国)の外への旅行のことです。
青年海外協力隊には、1年間に20日の任国外旅行が認められています。
20日使いきれなくても、上限10日間を次の年へ繰り越しでき、2年目は最高30日旅行できます。

私は、2月末から3月の約2週間、ミクロネシア連邦のヤップ島とパラオへ任国外旅行へ行ってきました。
随分前のことで、本当はすぐに日記を書く予定でした。
しかし、マーシャルへの帰路、日本で地震が発生し、マーシャルにも津波が来るということで、旅行日程もほんの少し変更したり、JICAからの通達でしばらく旅行や娯楽についてのグロブの更新は禁止になっていたため、遅くの更新となってしまいました。

さぁ、いつものコンチネンタル・エアラインに乗って出発!
ちなみにこの飛行機の中の座席の注意書きは日本語。
情報誌も日本語の雑誌があり、割と快適です。
これに乗って、アイランドホッピング。
約1時間ごとにクワジェリン(マーシャル・米軍基地)→コスラエ(ミクロネシア連邦、同期隊と合流!)→ポンペイ(ミクロネシア連邦、同期隊と合流!!)→チューク(ミクロネシア連邦、知り合い隊員さんにご挨拶!)→グアム
という流れで、約12時間の旅でしたー。

グアムにて。マーシャル隊員と。

グアムで約5時間ほどのトランジットがあり、マーシャル隊員のみ計画通りに空港外へ!
初めてのグアムにワクワク。
空港から街の中心まで少し距離があるため、予約しておいたリムジンタクシーにて移動。
フカフカの座席に、きれいな車。
それだけでただただ興奮!!

グアム空港ロビーにて。リムジンタクシースタッフさんと。

DFS。たくさんのブランドものがわんさか。

グアムの街並み。道路が片側2車線。傾斜が多い。

グアム空港のモニュメント。


とにかくマーシャルにはない洗練された空気が流れていました。
そして、やたら日本人が多い!!
2月末ということもあってか、若い人たちや家族連れが多かったです。
日本人の女の子は、肌が白くてマキシムワンピが似合ってる・・・。
そうなことを考えていると、こんな焼けた肌で、化粧も中途半端な私は恥ずかしくなりました。


グアムで見つけたカクテル。ファジーネーブル。

このお酒の種類はマーシャルにはありません。
だから見つけた瞬間、嬉しくて嬉しくて。
マーシャルには基本、ビールかテキーラ、ウォッカ・・・などのお世辞でも美味しいといえない大人のお酒ばかり。
カクテル命の私にとって、マーシャルでは禁酒に近い生活を送っています。
グアムで見つけて嬉しかったこのお酒、次に行ったヤップのスーパーでも普通に売ってた・・・
マーシャルだけ遅れてる・・・(泣)





グアムで見つけたミネラルウォーター。
上がフィジー産。下がミクロネシア連邦コスラエ産。
こんな都会のグアムのスーパーに六甲のおいしい水に並んで、
同期隊が活動している国の水が置いてあるなんて。
感動しました。


さ、次は同期隊のいるヤップ島のブログ。

2011年6月10日金曜日

マーシャルの自殺者数

先週、6月3日付けにでたジャーナル新聞の記事です。

"Suicide figures(自殺者数)"


最初の記事には、先月の自殺者について書かれています。
5月の自殺者は5人でけっこう多い数だったようです。
また、今までも自殺する傾向として、
○ほとんどが男性
○10代または若い男性に多い
ということです。
日本の自殺者でも、男性の方が多いので、どこも似たりよったりなのかと。

いちお記事を。

"Rash of suicides----Five deaths in a month"

  At least four suicides have occurred in Ebeye and Majuro over the past manth, emphasizing that this type of violence is getting worse. Police in Majuro say the death of a young man on a fishing vessel in Majuro also may be a suicide, which would bring the May total to five.
  If the rate of suicides during May - all among men, and mostly teens or youn adults - continued for the year, it would put the Marshalls on track for doubling its worst year ever, 2003, when 26 people committed suicide.
  Ebeye Hospital officials and National Police on Majuro confirmed this week that there have been five completed suicides reported in May.
  On Tuesday, the Journal was alerted to the latest suicide in Majuro. According to Delap residents, a woman was out collecting firewood when she discovered a young man who had hung himself from a tree on the oceanside area of Delap behind Payless Supermarket.
  National Police Sergeant Carney Terry said police were notified of the suicide at noon on Tuesday and are investigating it. The remains of the 18-year-old boy were taken to Majuro Hospital. Family members told the police the young man was an 11th grader at Marshall Islands High School. On Wednesday, MIHS Principal Evelyn Konou told the Journal she could not comment or confirm if the young man was a student, as the school had not received notice from his parents or the police as to the identity of the young man.
  Earlier in May, Thompson Tellobwij, the student body president of the National Vocational Training Institute's Senior class, committed suicide. At the time of his death acquaintances say he was carrying out his practicum - work experience - at the RMI Enviromental Protection Authority.
  Police also report that another man, working on one of the fishin vessels in Majuro lagoon, was found dead from an apparent suicide. Meanwhile, two week's ago on Ebeye a man in his 20s committed suicide. Hospital officials told the Journal the young man had been drunk when the incident took place.
 Earlier in May an Ebeye man in his 40s also committed suicide after a domestic dispute.


英語な苦手な私が訳すと・・・

 マジュロとイバイで4件の自殺が起き、このようなタイプの自殺傾向がますます多くなると予測されている。(マジュロはマーシャルの首都の環礁。私が住んでいる島です。イバイはマジュロの次に人口の多い環礁。)警察は漁船での若い男性の死もまた自殺であるといい、トータルで5件の自殺が発生した。
 このまま5月のような自殺者数の増加を示すと、2003年の26件の最多の自殺者数を超えると予想される。
 イバイ病院関係者と国家警察は5月の5件の自殺について今週報告した。
 火曜日、マジュロでまた自殺が起きた。デラップ地区の住民によると、Payless裏のオーシャン側で男性が木に首をつって死んでいるのを焚き火をしていた女性が発見した。
 国家警察Carney Terry は、その日の正午にその自殺を確認し、調査したと語った。その遺体は18歳の男性で、MIHS ( Marshall Iskands High School ) の11年生だった。
 それ以前に、5月にNVTI (National Vocational Training Institute : 職業訓練学校 )の生徒、Thompson Tellobwij が自殺した。最上級クラスの学級委員長だった。彼はEPA (Environmental Protection Authority : 環境保護局 )でインターシップを受けていた。
 警察はまた、マジュロのラグーンで、漁船で働いている男性の自殺を報告した。その間、イバイで20歳代の男性が自殺。病院関係者は、自殺したとして運ばれてきた際、彼はお酒で酔っていたと話していた。
 それ以前にも、イバイで40歳代の男性が言い争いの後自殺している。



結構適当に要約しました。。。


そして、この記事。


"Suicide figures"

  Average number of suicides per year increased during the first decade of the 2000s despite a dip in the number several years ago.
  The RMI reported an average rate of 12 suicides per year from 2000 to 2009, a 10-year period.
  The average number of suicides from 1980-1989 was 9.2 per year. From 1990 to 1999, the RMI averaged 10.5 people committing suicide each year.
  The highest number of suicides happened in 2003, with 26. The next highest numbers occured in 2004 and 1987, when 21 people killed themselves each year.


この記事はほとんど数字だから、私の下手な訳がなくてもなんとかわかると思います。
初めて、マーシャルの自殺者についての統計を目にしました。
日本の規模と比べると、1ケタ?!多くて26人?!となってしまう。。。
マーシャルの人口で割ると、何人当たりに1人の割合なんだろうか。
ちなみに、今のマーシャルの人口は2万5千、または3万人といわれています。
めんどくさそうなので計算はしませんが。

記事の横にのってた、2000年~2009年までの年間自殺者数

"Suicides in RMI 2000-2009"
           2000     8
           2001     8
           2002    14
           2003    26
           2004    21
           2005     7
           2006     6
           2007     6
           2008    10
           2009    14

こんな平和に島で暮らしていても。「死にたい」って思うこともあるでしょう。
それとも、食品に含まれる添加物や環境ホルモンが影響しているのか・・・
マーシャルが今後、近代化していく限り、悲しい事件は後を絶たないように思います。

2011年6月8日水曜日

Black Swan

マーシャルは独立国でして、正式名称は「マーシャル諸島共和国」。
独立国ですが、産業が漁業とコプラのみの細々とした国です。
なので、この国で購入できる魚とローカルフード以外は、全て輸入品といってもいいくらいです。

そんなマーシャル。
以前まで映画館がありました。
我がNGO事務所の横に。
でも、私が赴任して半年もしないうちに閉館・・・

映画館。大人たしか$3.0


映画を観たいときはマーシャルのTSUTAYA「Intertaiment」でDVDを借りるか($5.0/3枚)、近くのお店でDVDを買うか($2.40/1枚)の2択。
普通、映画上映終了後にDVDは発売されるものなのですが、ここでは上演中の映画も買えたらしい。それも閉館の要因のようです。
 
今回、ずーと観たくて観たくてたまらなかった映画「Black Swan」。
 

日本ではすでに映画上映されて、かなり人気のようで。
私の大好きなナタリー・ポートマンが主演女優だから、気になっていました。
昨日我が家で、ようやく見つけたDVDを観たところに、ネット上でこんな記事を見つけました。
シネマトゥデイ-“ブラック・スワン現象”全国に拡大!ナタリー・ポートマン主演作『ブラック・スワン』国内興収17億円突破の大ヒット!

http://movies.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=604157



 
添付
 
“ブラック・スワン現象”全国に拡大!ナタリー・ポートマン主演作『ブラック・スワン』国内興収17億円突破の大ヒット!
 
ハリウッド屈指の女優、ナタリー・ポートマン主演作『ブラック・スワン』が、公開からわずか26日間で国内興行収入17億円を超えたことが明らかになった。20代・30代の女性から圧倒的な支持を受けてスタートを切った本作。著名人も含めたクチコミの効果などにより記録を伸ばし続け、テレビでも“ブラック・スワン現象”として紹介されるなど、公開から4週目を迎えた現在も勢いが衰えていない。


本年度のアカデミー賞主演女優賞をナタリーが受賞したことはもちろんヒットの要因の一つとして挙げられるが、どちらかというと都市型の心理スリラーである本作が興行収入20億円も射程圏内で、30億円突破の可能性も見せるという大ヒットを記録することは異例といえる。5月11日に全国316スクリーンで公開され、週末興行成績では初登場1位に君臨。6月6日までの累計は動員140万6,175人、興収17億3,388万7,400円と、公開から26日間で17億円を突破した。(数字は配給調べ)


本作の客層は20代~30代の女性が中心。女性たちがこぞって劇場に足を運びヒットを記録している状況を“ブラック・スワン現象”としてテレビが取り上げるほど勢いが高まっている。そして、ヒットがさらなるヒットを呼び、男性層にも波及。いまだに満席をキープしている都市部ではリピーターも続出しており、地方のシネコンでも動員が伸び続けている。


同じく女性に支持され大ヒットした映画『プラダを着た悪魔』や『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズ、本年度アカデミー賞作品賞を受賞した『英国王のスピーチ』の記録さえも抜きさる見込みの『ブラック・スワン』。まだ観ていない人は話題に乗り遅れてしまうかもしれない。(編集部・小松芙未)


添付終わり
 
 
私がDVDを観て感じたことは、
○迫力と躍動感があって、映画としての質はかなりよかったこと
○「白鳥の湖」という誰もが知っている作品でバレリーナの世界を描いたところが斬新だし、おもしろかった。
○性的な描写が多く感じた。「なんでここで・・・?」と思うシーンがたびたびあった。
○映画字幕で観ていても、内容はしっかり伝わってくる。それくらいわかりやすいストーリー。
○でも、途中のいくつかの妄想的なシーンはちょっとやりすぎorなんだこりゃ?!て、若干引きそうだった。
 
いろいろ人により感じ方は異なると思います。
私はまた時間が経ってから、もう一度DVDを観たいと思います。
 
 
 

2011年6月7日火曜日

スーパーレポ

私が活動しているNGOの事務所は街の中心にあります。
事務所はマーシャルで一番大きなスーパーマーケットPaylessの2階。
日本のジャスコの食料品店よりちょい小さいくらいかな。

ちょいとおなかすいた
ちょいと気分転換だ

ってときに階段を下りて、スーパーへ。

今日、なにやら不思議なものを発見しました。

その1

んー、見たかんじボトルに入ったお菓子か何かかな~て感じですが。
よーく、商品名を見ると・・・

「SWEET AND SOUR SPRAY CANDY」
スプレーキャンディー!?
しかも60%増量的なことが書いてある・・・
横に写ってるおじさんは不気味だし、おいしいんかな。


その2

タクシーランプがなぜスーパーで?
「SALE」になってました。
$7.15→$2.99
お買い得!!


最後はおまけ。
その3
「アーモンド ロカ」
初めてお会いしました!!!!
周りはバタークランチでコーティングされてて、なかにチョコとアーモンドが入ってるそうな。

おいしそう―――!


以上、スーパーレポでした。




そして、先日日本の友だちからラブレターが届きました。
元気な男の子を出産したそうです。
彼女もこのブログを覗いてくれています。

元気な男の子を無事出産して、また一層たくましい女性へと変身したことと思います。
ラブレター本当にありがとう!
なるべくブログ更新するからね(笑)
私からもラブレター書かせていただきます。
最後にご出産、本当におめでとうございます。
これから3人で、もっともーっと素敵な家庭を築いてください^▽^)/

2011年6月2日木曜日

最近の・・・

最近の独り言?
思ったことは・・・

花火がしたい、ことです。


マーシャルには日本みたいな打ち上げ花火も手持ち花火もありません。
1年中夏なのにもったいない。
先輩隊員が以前、「マーシャルでももうすぐ打ち上げ花火があがるよ」と言っていました。
あれから数カ月。
もしかして、私の寝ている間にでも花火はあがってしまったのかな・・・

2011年6月1日水曜日

今日のいただきもの

私の配属先WUTMI (Women United Together in the Marshall Islands) のスタッフは全体的にみると、裕福層の人たちが多く働いている職場です。
マーシャル内で働ける人の多くは、基本裕福層。
貧しい生活を送っている人たちは、仕事にも就けませんし、その日に食べる物があればそれでよしって感じです。

そんなリッチ女性の集まる配属先で今日は少し食べ物を分けていただきました。

まず、不思議な巻きもの。

突然、事務所にフィジアンちっくな女性が来て、スタッフがお金を渡していたので、なにかな~と思っていたら、食べ物をデリバリーしてもらい買っていたようです。
20本近くを2人のスタッフで購入し、そのうちの1本をいただきました。
なんだろー
おかず系だと思って、意外と甘い系だったらどうしょうと思ってぱくっといくと。

カレー風味の食べ物でした。



以下、マーシャル人同士の会話。

Aさん「はい、食べて」(巻き物を渡す)
Bさん「何?これー一番好きなやつだ!どうしたの?買ったの?」
Aさん「デリバリーして持ってきてもらったよ」
Bさん「1本いくら?1.5ドル?」

的なことを行ってました。
私のマーシャル語理解力でこれくらいならわかるっ。

でも、この食べ物、そんなにおいしいものではなかったです。
周りを包んでるのは、おそらく小麦粉と水のみを焼いただけのもので、味はまったくなし。
しかもちょっと具が少ないor包みが大きいのか、やたらカレーよりこの包みのパサパサ感の方が勝ってました。
中の具もまあおいしいけど、わざわざこんなことせず、ご飯と一緒に食べたほうが絶対美味しいと思います。

この食べ物にマーシャル人たちがちょこっと発狂ぎみだったのが、意味不明でした。
私は、昼ごはんにさせていただいたので、助かりました。



そして、昼すぎに突然、「Rie、マガエ water meron」と言われ、食べるスペースへ行くと


とっても大きくて真っ赤なスイカが丸々1玉ありました。
私はマーシャルで一度もスイカを食べたことがありません。
だって、マーシャルではスイカを作ってないから、全部輸入品だし、なんか美味しいかんじがしない。

だから避けていたスイカを食べるのか・・・
と、半ばメンドクサイ気分で一切れいただきました。

めっちゃ甘くておいしい!!

ちゃんと冷えてて、真ん中は甘くて美味しかったです。
思わず、日本の夏を思い出してしました。
なつかしーよー。




スイカの後に今度はカシューナッツをいただきました。