はい、犬に咬まれました。
いちおブログにちゃんと残しておこうと思います。
洗濯するか、ジョギングするか迷った上、久しぶりにジョギングへ行くことにしました。
ジャージに着替え、ストップウォッチももち、音楽プレーヤーに、もしもの5ドル。
準備万端で家を出、ストップウォッチをピッ。
音楽を流しながら、まずは軽いジョギングから。
家から中心部へ向かって走りだした直後、
左側から成犬2匹ほどがワンワン!と吠えてきました。
まあ遠くから(3メートルほど先から)だったので、無視。
少し走ると、今度は右側から成犬が5~6匹が家の敷地が吠えながら猛ダッシュ!!!
その時、私は先輩隊員の言葉を思い出していました。
「吠えても無視、もし至近距離まできたら戦いな。」
すると、成犬たちは私を囲むように至近距離に。
戦わないと!!!
がぶっ。
私の戦いは始まらずして、終了しました。
というか、負けました。無念です。
しかし、まわりにはマーシャル人。
マーシャル人だらけ。車も通り、心配そうな目で私を見ています。
この日本人の女の子、ドンマイ。
そういいたそうな目で。
とりあえず、この犬に咬まれて痛い気持ちとマーシャル人の前で恥ずかしい気持ち、集団で囲まれて怖かったため、早く家に帰って泣きたいっ!!!
焦らず、ゆっくり家に帰り、ドアを閉めた瞬間、号泣でした。幸運にもお尻には咬まれず、ちょうど右膝の後ろをがぶっと。
しかも前歯で咬んだと思われる1か所はきれいに私のお肉に入った跡があります。時間が経つと、出血し始め、痛みがジンジン出てくるようになりました。
調整員さんに泣きがら連絡。
とりあえず流水で傷口を洗い流したあと、簡単な消毒をするように言われ、
調整員さんが来るまで自宅待機。
その後、一緒に事務所へ向かい、傷口の確認と写真を撮り、いざ病院へ。
調整員さんは「意外と傷口が深い」とのコメントをいただき、心配しながら病院の緊急外来へ。
奥の処置室らしきところへ行けと言われ、しばらく待ちました。
そこには夕方でしたが、意外と多くのマーシャル人の方がいました。
ベットがあり、そこには小さな小さな赤ちゃんが横たわっていました。
その赤ちゃんには大きすぎるベットの周りには、病院の人や家族が付き添っていました。
そんなベットを横眼で見ながら、さらに奥にある処置室。
そこには少し鼻につく異臭が漂い、左には毛布を顔にまで掛けた人が隅でベットに横たわり、
右には点滴をつけ壁を見ている女性が座っていました。
そこに私と調整員さん。
本当に気まずい。
看護師さんらしき人がやってきて、真ん中の処置台でけがの消毒開始。
オキシドールで消毒した後、抗生物質入りの軟膏をたっぷりのガーゼをして包帯。
そして・・・「あ、注射じゃない?」の調整員さんの言葉。
いやいやいや、さっき注射は今日はないよって言ってたじゃないっすかー!!
と思いっきり叫びたかった・・・
泣きそうな私に気づいて、調整員さんが一生懸命に何の注射か質問して、必要な処置なのか尋ねてくれました。
結果、体内に細菌やウイルスが回らないために必要なものだったらしいが、
泣いて「ルックン イミジャック(めっちゃ怖い)」って言ったら、注射なしになりました。
でも毎日飲み薬飲んでねと、大きなカプセルの薬をもらいました。
Amoxycillinだったかな、確か。アモキシシリン。
この薬を毎日8時間おきに6日間服用。
日本で貧血の治療しているときに飲み薬を飲めるようになったので、注射より安心!
狂犬病の注射はしなくて済みそうです。
私たち、平成22年度1次隊から大洋州には狂犬病の発症例がないとの理由で、訓練中に狂犬病のワクチンを打たなくなりました。
もし私のように犬に咬まれ狂犬病ワクチン接種が必要となる場合は、
*咬んだ犬が24時間以内に突然死んだ場合(狂犬病の疑いがあるため)
*患者の体調が悪くなった場合
だそうです。
毎年、マーシャル隊は数人の人が犬に咬まれています。
しかし、みんな狂犬病のワクチンの追加接種はしていなかったとのこと。
とにかく早く治して、また前のように走ったり、普段の生活をしたいと切に思います。
ケガをすると、健康であることの幸せがわかります。
今回のことは、健康を大切にする気持ちをもう一度私自身に思い知らせるよい経験でした。
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